魔法の言葉
魔法の言葉への想い(だん じろう)
人生の前提部分に入れておきたい、
「私はダメな自分がいてもいい」
「弱い自分がいてもいい」
「役立たずの自分がいてもいい」
「それでも私は愛されているから」
「守られているから」
「みんなが助けてくれるから」
という文言があります。
これを元々するようになったきっかけが、高齢者の介護とかで、みんな行き着くところが一緒なんですよ。
弱さを出してはいけない。
姥捨て山信仰で、弱さを出したら捨てられるというのが高齢者の意識にあります。
だからサービスを使わない。ギリギリまで頑張って弱っちゃうというのがあります。
これを高齢者の家とかにペタッて貼っておくと気がついたらあれだけ嫌がっていたのに、勝手にサービスを使い始めたりとかというのがあって、これは高齢者だけではなく、僕自身もすごく根付いていて、現代の日本人みんなが入っているんじゃないかなと思うんですよ。
私はダメになってはいけない。弱くてはいけない。役立たずになってはいけない。そうしないと自分は守られないし、助けてくれないという意識の思い込みがあると思います。
だから、ちゃんとする。強くいようとする。愛されようとする。役に立とうとするという前提を、どうしようもないダメで、役立たずの自分ですら愛される。守られる。助けてくれるという前提に変えると、見える世界がガラッと変わるんですよ。
前提を「苦しんで頑張って変えましょう」とかにすると、すごい、しんどくなりますので、方法としては1ヶ月間くらい張っておくだけでいいです。
見なくてもいいです。朝起きてベッドの前とかに貼るか、トイレに貼ってもいいです。
1ヶ月していると普段生活していても、周辺視野で無意識に入ってきます。
始めは気持ち悪かったり、そうありたいなと思うものでも、1ヶ月間、貼っておくと「そうそうそう」っていうくらいに変わってきます。
何ヶ月もしてくると当たり前という感覚になってきます。
前提を「どうしようもない、弱いダメな自分でも愛させる。助けてくれる」というのに書き換えた上で、何かを始める方が楽かなと思いますね。
ダメな自分になれ。だとちょっと違うんですよね。
ダメな自分がいてもいいという許可をしているだけなので、決してダメになれと言っているわけではなく、ダメな自分がいるときもあるし、良い自分もいるし、両方あるよということです。
苦しい方はダメになってはいけない。弱くてはいけない。役に立たないといけないというのが染み付いています。
人間ずっとダメだけの人もいないし、カッコイイだけの人もいないので、絶対に両面あります。
これをこっそりペタッと貼っていると自分自身の変化が地味にあります。
家族とかもこっそり変わっていったりとかしますね。
いままでダメな自分がいたときに、ウーってなっていたのが許可をしているので、そんなときもあるよなと冷静に見えてくる。
* * *
僕は介護、高齢者の時もそうですし、今も障がい者の施設をやっているんですけども、摂食障害でご飯が食べれない子、誰が何をやってもうまく行かない子を相手にしているんですよ。
母さんも絶対無理ですっていう子がいて、その子は半年くらいで何でも食べるようになっったんですよ。
中学生くらいだったんですけど、それまで御飯とみそ汁しか食べれないという子だったんですよ。
その子の前提は、自分がダメな子というふうに思っていて、お母さんからこの子は私がいないとダメな子なんですと育てられてきたんです。
その子に対して「君はいろいろ誤解されるところがあるけど、良いところもいっぱいあることをよく知っているからね」と1日に100回くらい言い続けました。
前提を「あなたは良い子」に移したときに、ご飯も食べれるようになり、問題をいっぱい起こして物を投げたりしていたのも収まりました。
人生の前提というのは、障がいだけではなくて、お金についての前提も当てはまります。
お金がないと言う前提の人と、お金があるという前提の人で現れる現実は違ってくるし、誰も助けてはくれないという前提で行く人と、助けてくれるという前提に行ける人では全然ちがうと思うので、その前提の書き換えは、やり方を知ったらすんなりできるものなんだなというのを僕自身、思っています。
それを今回「孤立フリー」でやっていけたらなというふうに思っています。
1つだけ(スピリットセットだけ)だとすごく弱いので、マインドセット、スキルセットもトータルでやっているところは、今まで見た中でも正直ないなと思っています。
1つだけというのはあると思うんですけど、この3つをうまく合わせてできる、教えてくれるところは本当になくて、どんな感じになるんだろうなという楽しみで一杯です。
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